1991年に開設された臨床研究実験室は、1997年に臨床研究所に改称して研究開発室と中央実験室、研究支援室を置いて臨床医学研究に必要な業務を支援しました。2000年、264㎡の臨床研究所第2実験室を拡張して4つの実験室と共同機器室、セミナー室、動物保管室などを整えて、基礎医学および臨床医学に関する各種実験と研究を体系的に遂行しました。 当時、研究所は組織・臓器医学研究分科、分子・細胞医学研究分科、遺伝子応用医学研究分科など3つの研究分科を構成して、患者に対する臨床応用研究に精進しました。

このような臨床研究所は地域社会の保健向上と医学の発展を導いていく役割として期待を集め、全北大学病院の権威の確立にも大きな役割を果たしました。また、医療専門臨床医に生命科学情報の提供および診療教育研究調査活動を支援しました。おかげで臨床研究所の支援の下、今まで数多くの研究論文が国際学術誌に掲載され、持続的な増加傾向にあります。

以後、臨床研究所は遺伝工学研究室、内分泌および代謝研究室、映像医学研究室、臓器移植研究室、脳血管研究室、微細手術研究室、神経伝達物質研究室、生体材料研究室、真菌研究室をはじめとする動物実験室と、同位元素実験室、細胞遺伝学研究室、微細手術実験室、病理組織実験室などを拡大して研究活動に邁進しています。

2006年には医学専門大学院1号館3階に拡張・移転して、癌専門研究センターと国家指定腎臓再生研究室、気道変形制御研究室が追加され、共同実験室および人体資源拠点銀行を設立するなど発展する臨床研究所をつくっています。

また、毎年多様な主題と分野で国際学術大会を開催して、効用性を論じて今後の研究方向を診断するなどたゆまない努力を見せています。